≡扶揺(フヨウ)≡ (在位:1176年〜 )

現国王。(左絵は若かりし頃で、現在51歳)
兄である第15代国王・泰が子を残さず病死したため、王位が転がり込む。
自分への自信のなさから密かに王位を欲していたので、彼の願いは叶ったかのようにみえたが・・・・・・。
多少神経質な面があり、また幼少時目の前で父に母を殺され、自身も殺されかけたトラウマにより、やや精神的に不安定。

 





関係者

陸(リク)
泰・扶揺の腹違いの弟。
泰の存命時、北王が戦死したことにより後が途絶えた北王家を継ぐよう、泰から依頼され受諾。
現在は北王として北都アクサナに居住、シドナ(※1)黒夷(※2)の動向に目を光らせつつ北王領を治めている。
自分の立場を客観的に捉えることができる人物であり、ある種諦観している。  

(※1)シドナ:カラハドル王国の北の隣国で、正式名称はシドナ共和国。たびたび領土を狙い侵攻してきている。

(※2)黒夷:北部地域に住む、黒髪と褐色の肌を持つカルビア族の蔑称。現在は併合されているが、領土問題等で昔から紛争が絶えなかった。


春日(ハルヒ)
扶揺の妃。実は元・泰の婚約者であった。
いつも穏やかな微笑みを浮かべ、柔らかな空気をまとっている女性。
泰のことは忘れられなかったが扶揺のことも心配であったため、扶揺の申し出を受け入れ結婚する。
しかしこれが後の悲劇を生むことに。